ウォーターサーバー 採掘地の違い






採掘地の違いで選ぶウォーターサーバー

業者によって水の種類や採水地が違う

それでは、ウォーターサーバーの特質についてくわしく掘り下げていこうと思いますが、まず、業者間で大きな違いとして挙げられるのはなによりその「水」です。山岳水や地下水などの天然水を利用したところから、水道水を利用した業者。また、その水の処理方法も業者によって様々です。しかし、大部分のメーカーは日本で採水された水を使用しているので安心です。

水の主な採水地としては、山梨県富士吉田市や大分県日田市、京都府福知山市などが多いようです。メーカー各社や採水地によっても、水の硬質は様々なようで、一般的に日本人に愛されやすい水は「軟水」であるとされています。軟水や硬水の基準は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量によって決まるといわれています。

軟水は含有カルシウム・マグネシウム量が少なく、余分な不純物が入っていない極めてH2Oに近いもので、口当たりがまろやかで柔らかいのが特徴です。逆に硬水は、軟水よりかっちりとした飲み心地ですが、ミネラルや栄養素が豊富に含まれている水でもあります。

また、アルピナウォーターというメーカーでは、長野県大町市で採水された自社精製の水を極めて低価格で提供しています。 このような水の種類や採水地が様々ですが、中には複数の採水地から水をラインナップしていて、消費者が自由に選択できるようにしているメーカーもありますので、水を重視して選ぶ場合はこのようなポイントも考慮してウォーターサーバーを選ぶといいのではないかと思います。

水のさまざまな処理方法

さきほど水の採水地の部分でも少し触れましたが、各社山岳水や地下水、水道水を採水した後に、飲用水に最適な状態にするために様々な独自の処理を施します。この処理を経て、飲用水として私たち消費者のもとへ運ばれるわけです。

有名な処理方法としては「非加熱処理」や「RO濾過」、「ROミネラル処理」などが挙げられます。

山岳や川、地下から採られた水というのは、様々な泥や土などの細かい不純物、バクテリアなどの小さな微生物を含んでいます。

これらを取り除くために濾過をするのです。もちろん、一般の水道水でも最低限のしっかりとした濾過・殺菌を経て私たちの家庭に供給されていますが、長い距離の水道管を通って一般家庭に運ばれるため、その間で菌が繁殖したり、細かな不純物が入る可能性があります。ですので、水道水を利用しているウォーターサーバーのメーカーであっても、さらに濾過を重ねる事で、カルキ臭や塩素の入っていないおいしく、安心安全な水を家庭に届けられるわけです。

さらには、濾過の後にミネラルやビタミンなど、人間に必要な栄養成分を付加しているメーカーも多いです。まさに、ミネラルウォーターと変わらない高品質な水を管理、精製しているのです。

これらの飲用水は、専門の業者が精製し、ウォーターサーバーの各社を通して家庭に届けられる形式の業者と、自社で採水から濾過・精製、配送までの全てをおこなう業者とがあります。基本的に、自社で全てを管理している会社の方が料金が割安になる傾向にあります。