省スペース・卓上で使えるウォーターサーバー

ウォーターサーバーを選ぶデザインの基準は、なにもカラーバリエーションや、キャラクターデザインだけではありません。一般家庭の生活スタイルに合わせて、様々な形状・タイプのウォーターサーバーが販売されています。

たとえば、和室や、リビングで低めのテーブル、こたつなどを使用している家庭では床やカーペットの上に座って生活をするために、背丈のあるウォーターサーバーでは釣り合いません。水を取るのにいちいち立って汲みにいかなくてはいけないからです。そのような家庭でもお使いいただけるように背丈を通常の半分以下にした製品や、床やテーブル、台所など、様々な場所に置けるようにコンパクトに設計された据え置き型のウォーターサーバーなどの多彩な形状が今日ではラインナップされています。

また、現在の日本の家庭環境では一戸建てを持たず、マンションやアパートなどの集合住宅に住む人々も多いため、大型なサーバーではなく、狭い空間でも無理なく置ける省スペースなウォーターサーバーが求められているでしょう。このような、日本の一般家庭の事情も考慮して様々なメーカーからウォーターサーバーが販売、レンタルされているのです。

このような様々な形状・タイプのサーバーがある事により、置き場所だけでなく同時にウォーターボトルの容量も選べるのです。何十リットルもの水を頼む必要がない家庭や、単純にお茶などのように清涼飲料水がわりとして使用したい場合、そんなに多い容量のウォーターボトルは必要ありませんので、小さく、量や値段が低く、省電力で済むのであればこちらを選びたいという人も多いと思いのではないでしょうか。

ウォーターサーバーを選ぶ上で、機能性や利便性というのも重要なポイントでしょう。先ほど紹介した温冷機能付きのウォーターサーバーもそうですが、その機能がついているだけで、コーヒーを飲むのにお湯を沸かしたり、冷たい飲み物を飲むために冷蔵庫で冷やしたりという手間が省けるわけです。

その設置場所に関しても例外ではありません。人間のからだの大部分は水でできているというくらい、私たちの生活において「水」は欠かせない存在です。その水を供給するためのウォーターサーバーですから、設置場所はなるべく水が必要な時にすぐに手に取れる場所がいいに違いありません。そして、飲料水がもっとも必要とされている場所は、おそらく食卓テーブルか台所のどちらかになるでしょう。そのような場所に気軽に設置できて、すぐに場所を変えることもできるような、省スペースでコンパクトなウォーターサーバーがあったら便利ですね。実際に様々なメーカーからそのような据え置きタイプのサーバーがラインナップされています。

ただし、どこでも気軽に設置できるということは当然、そのサイズや容量も小さくなってしまいますから、毎日しっかりと天然水を飲みたいというご家庭や、家族人数が多くて需要が多い場合は、水のボトルサイズとも相談が必要でしょう。

コーヒーやお茶を飲むのに使うという場合は、温める機能のついたコンパクトなサーバーを机の脇に置いておくといいかもしれません。 私たちの生活に欠かせない水だからこそ、必要な時にすぐに利用することができるものを選んでいきたいですね。

先ほどは様々な形状やタイプのサーバーについてお話ししました。それに通じるところがありますが、ウォーターサーバーのメーカーでは、大抵2種類以上のサイズや形状を用意しています。家庭の環境や状況により設置できる望ましいサイズが違うからです。同じメーカーの同じデザインのサーバーであっても縦長の大きなタイプと、それを半分にしたような形の小さなタイプのサーバーが、大抵のメーカーでラインナップされているのではないでしょうか。

ロングタイプとショートタイプで、ウォーターボトルの容量が違うメーカーもあれば、容量や消費電力などは全く変わらずにサイズだけが違う場合もあります。

大小によって、スペックが違うというのであれば、わかりますが、では水の容量や消費電力が違わないのであれば、大小の異なるサイズを用意する意味はどこにあるのでしょうか。それは、先ほど述べた生活様式の部分にあるのではないでしょうか？

単純に和室に置くのか、洋室に置くのかでも使い方は異なってきますし、こたつや足の低いテーブルなどを設置している家庭や、台所の脇に置く場合なども背丈が高い必要がありません。逆に、足の長いテーブルに椅子に座っての生活や、店頭に設置する場合であれば背の低いサーバーより、高いサーバーの方が水を取りやすいでしょう。そのような様々な生活スタイルに合わせてウォーターサーバーのボトル容量や形状、サイズなどを選んでいくといいと思います。